卵巣の病気・卵巣のう腫

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卵巣の病気である卵巣のう腫の原因や症状について説明しています。

卵巣の病気・卵巣のう腫

卵巣の病気は症状が表にあらわれにくく自分でも気づきにくいものです。卵巣では卵巣がんが怖い病気としてよく知られていますが、10代の若い女性から、50代や60代の閉経後の女性まで幅広い年齢層に可能性のある卵巣のう腫という病気もあります。


卵巣のう腫とは卵巣に以下のいずれかの異物が入り大きくなる病気です。30代から40代の女性に多いチョコレートのう腫は、卵巣の中で子宮内膜ができることで起こる病気です。漿液性のう腫は卵巣の中にさらっとした液体がたまりますし、粘液性のう腫では濃い粘液がたまります。


また、類皮のう腫は髪の毛や歯などが入っているために奇形腫とも呼ばれています。自覚症状を感じない卵巣のう腫ですが、気がついたときにはこぶしほどの大きさとなっていることもあります。これほど大きくなると圧迫され下腹痛として自覚症状も出てきます。


痛みの症状は場合によっては腰痛となって感じられることもあります。腰痛が続いているときには卵巣からの痛みではないか疑ってみましょう。治療は2~3センチくらいの大きさの場合には様子を見る経過観察ということになります。大きさが5センチを超えている場合には手術が行われます。破裂の危険性や卵巣が茎捻転を起こす可能性があり危険だからです。

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